第6話：復縁する為に私が決めた3つのメールのルール
前回の続きです。
＞＞第5話：小さいけれど復縁への進展が感じられた出来事
カレからメールが届くようになったけれどイマイチ手応えを感じる事ができなかった私は、嬉しいという気持ちがありつつもただのメル友もようにダラダラ続くやり取りに不満を感じていた。
最初の方こそメールが来るだけで嬉しかったけど、状況は相変わらずで、向こうは彼女と別れる様子もなければ私と戻りたいと言ってくるわけでもなく・・・「これってただただ都合良く暇つぶしか、ちょっと私の事を思い出したときにメールしてるだけ？それで彼女もいるしって完全にやりたい放題だな」ってちょっとむかついて来た。
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カレとメールできるのは嬉しいけれど、このままじゃ私とメールで繋がっていることでカレに安心感を与えてしまって「復縁から遠ざかってしまうんじゃないか？」と思った。
実際カレは新しい彼女と上手くやってるし、私を誘って来たりしないし、別れた事を後悔してる感じも匂わせてこなかったから。
だから、色々葛藤があったけれど、無駄なメールのやり取りはやめようと決めた。「私はメル友が欲しいんじゃなくて復縁がしたいんだ！」と心の中で強く思っていたから。
私は振られた側なんだから、少なからずカレに見下されているはず。「アイツはまだ俺の事好きそうだから」って思われたままだったらきっとカレは彼女と何かあって別れたり、上手く行かなくなったときくらいしか私の元に戻ろうなんて思わないと思った。「そんな何かの偶然じゃなくて私をもう一度選んでほしい」から、そういう意味でも中途半端になりたくなかった。
そう思った日から決めた事。
■自分からメールしない
■1回2行まで
■1日2通しか返信しない
この3つのことを徹底した。
自分からメールしないのは、私はメル友志望者じゃありませんという意思をカレに伝えるため。
2行までって決めてたけど、実際1行でも十分。これも私は別にメールを楽しみたい訳じゃないという意思と、そっけなさを感じさせることでカレをちょっと焦らせたかったから。
1日2通っていうのはだいたいカレからのメールは「何してるの？」「やっほー今日どうだった？」など疑問形が多かったから「今日課題やってたよ。○○は？」みたいな感じで答えて、私も質問して、すると「えらいな〜俺まだ手付けてないや」みたいな感じで回答が返ってくるから「頑張ってね♪」と一言返して終わる。ってパターン。
質問してるから、悪意や無関心さは感じないだろうし、最後は必ずポジティブに終わらせて良い印象を残すようにした。だけど、それ以上返事がきても一切無視。メールのラリーを続ける気はないという意思を示すようにしていった。
この自分で作ったメールのルールを実行する際にはやっぱりけっこうな不安が伴った。毎回毎回自分からメールを切る度に、「もう返事が来なくなるんじゃないか？」とものすごく不安だったし、気が緩んでまた返信を送ってしまいたい気持ちでいっぱいだった。
だけど、それをしてしまったらカレからずっと舐められたままになってしまうし、カレの気持ちを揺さぶることは出来ないと思った。２、３日間が空いてメールが来ない日なんてとっても不安だったから、自分からメールしてしまいそうだったけど、それでも頑固に自分が決めたルールを徹底する事にした。
実は先ほどのルール、自分１人で作ったと言ったが、一部だけ復縁相談も参考にさせてもらった。やっぱり、プロのアドバイスは参考になる。
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そんな事を徹底して行っていたら、今までしょうもない内容だったカレからのメールの内容にちょっとづつ変化が現れて来た。
「今週末何してるの？」「ひさしぶりにご飯食べに行かない？」とお誘いのメールがくるようになったのです。別れてから3ヶ月程、この日をずーっと待っていた気がする。
まだ私に気持ちが傾いている訳じゃないと思うけど、実際会ってみたらカレが今どういう気持ちなのか？別れた時から私に対するイメージが変わっているのかもっとよく分かるチャンスだと思った。
「ちょっとすぐに飛びつきすぎかな」とも思ったけれど、今まで気持ちを抑えていた反動もあってすぐにOKして会う約束を取り付けた。別れてからまともに会話なんてしていなかったから、また会って話が出来るっていうだけでもなんだかとても信じがたかったし、こんな風にカレから誘ってくれるなんてあまり期待していなかったから本当に嬉しかった。
まるで初デートに誘われた時みたいな気持ちだった。でも、しばらくしたらちょっと冷静になった・・・「そういえばカレってまだ彼女いるはずだよね？」別れたっていう話は聞いていないしな。
「じゃあ何で誘って来たんだろう・・・？」色々と考える事はあったけど、とにかく1度会って話を聞いてみようと思った。
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