第5話:小さいけれど復縁への進展が感じられた出来事
前回の続きです。
>>第4話:客観的にカレの気持ちを考えられるようになって分かった事と決めた事
復縁したいという気持ちがありつつも、絶望的な状況なのでとにかく一度カレの事はおいておいて自分の為に自分の事を頑張る事にしてみた。
よく考えれば私にとっても大学1年目。こんなに楽しい時期を無駄にすごすのはもったいないし、自分の生活をどういう風にしていくか、どうやったら楽しい時間になるかは自分次第だと思う。それに楽しい人とみんな一緒にいたいしずっとネガティブな人なんかと友達になりたいなんて思わないしましてや彼女にしたいなんて思わないと思ったから。
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もちろんカレのことがまだ大好きだったから感情に任せてすがりついたり、メールを送ってしまったりしてしまいそうになるときもあったけれど、どこかで冷静な気持ちを保てていて「そんなことをしても嫌われるだけだし、自分が惨めになるだけ。」と頭を冷やして考える事ができた。感情に流されてしまいそうになるときはいつもこのフレーズを何回も頭の中でリピートした。
具体的に始めたのは、まずは交友関係を広げる事。サークルに入ってみたし、なぜか毛嫌いしていて断りがちだった飲み会もいってみる事にした。
今まで飲み会やサークルなんて「みんなで集まってギャーギャー騒いで吞み潰れてるだけで時間の無駄じゃない?」そんなの楽しいと思う人の気が知れない。お金も勿体ないじゃん。「そんなことより自分の好きな人と好きな事する為に時間もお金も使ったほうがいいじゃん」って思っていたから飲み会とかばっかに行く人の事をちょっとバカにしていたんだとおもう。
でも、実際に行ってみると、確かに雰囲気は私にあってないし最初はちょっと苦手だったけれど飲み会やサークルは色んな人とあって話すにはとてもいい場所で、好きな人とも苦手な人とも話をすることで色んな人がいて「私の考えなんてちっぽけだな〜」と思うようになった。
今までなんだかんだ言って自分の意見は割と正しいと思っていたし、「こころのどこかで人の事をちょっと見下していたのかもしれないな・・・」と初めて謙虚な気持ちになれた。まあ、これも失恋でよわっていたお陰なのかもしれない。カレとあのままずっと上手く行っていたとしたらこんな気持ちにはならなかっただろうから。
あとは当たり前のことだけど、メイクやファッションなど外見も今まで以上に気を配るようになった。彼氏がいる間は自然とモチベーションもついてきて特に意識しなくてもオシャレに気を使っていたけれど、彼氏がいなくなったとたんにまるでやる気をなくしていた私。
よく考えるとこれも情けない事だなと思った。自分の為に何も頑張れないってことだから。だから少しずつ自分でオシャレを楽しむようにしていった。特にだれの為でもなく・・・。
そうやって小さいけれど自分で大学生活を楽しむように努力をしていくと、カレがいなくてもだんだん楽しみを見つけられるようになってきた。それに、困ったときは密かに利用していた復縁相談も、心の支えになっていたのかもしれない。
昔に比べて精神的に少し自立できたのかもしれない。友達の数も増えたし、楽しいなあって思う回数も増えた。そんな私の変化を感じ取ったのか、本当に久しぶりにカレから1通のメールが届いた。
でも内容は「久しぶり!元気?」とそれだけ。(笑)
メールが来た事は素直に嬉しかったけれど、「これだけじゃなんて返事していいのか」なんでメールして来てくれたのかよく分からなかった。
でもとりあえず「ありがとう、元気だよ。○○は?」と返してみる。すると最近の近況など、たわいのない事を話して来たりした。
だけど、何となく核心には触れないし、今の彼女の事についての質問なんかはスルー。「なんだかよく分かんないな・・・」と思いつつもメールが来るのは嬉しいし、来たからっていう理由だけで返してしまっていた。
でもいつも中途半端なところで途切れてしまったり、しょうもないような内容で「これじゃまるでメル友・・・」って思った。「私は別にメールで繋がっていたいわけじゃないんだけどな・・・。」
そんななんだかなって思うようなやり取りが数回続いて気づいた事は、カレは別に私と復縁しようと思って連絡しているんじゃなくてただ私がカレの事をまだ好きでいるか確認したいだけなんだと思った。多分別れた相手だとしても自分の事を忘れて次に進んでしまうのはなんだか寂しいところがあるみたい。
男の人って自分勝手だなって思った。
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でも、少なくとも私の変化は伝わったんだなと思うとプラスにとらえてもいいのかもしれない。カレの中で少し後悔の気持ちが芽生えているっていう証拠だから。
でも今の段階ではそれはまだすごく小さいことなのかもしれない。メールがよく分からないタイミングで途切れてしまうのは彼女からの連絡が入ったからかもしれないし、とにかく優先順位は低いってことだから。
今ある後悔の気持ちをもっともっと大きくしていかないとカレとの復縁はできないなと思った。
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